My Natural Garden & Cafe
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『ときどき旅に出るカフェ(本)』に登場する世界各国のメニュー 

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本の中で世界中を旅する

”このカフェにときどきくるようになってから、食べたことのないケーキや飲み物との出会いがたくさんある。
瑛子はもう何年も旅行になど行っていないが、少しの間旅に出たような気分になれる。”

 

この本を読んで1番の感想がまさにこれだったのです。
物語を読み進めていくと、季節の移り変わりとともに、次々と世界の、知らない飲み物やケーキと出会える。

こんな店が、帰り道にあったなら…と想像を膨らませながら読み進めていくうち、ふと、自分で作ってみるのも、楽しいのでは…とワクワクするように。

そんな自分と、自分と同じ気持ちになった読者の皆様のために、ときどき旅に出るカフェに登場するメニューのレシピを集めてみました。(写真はイメージです。)

小説に出てくる、素敵な描写とともに…

ときどき旅に出るカフェに登場する世界各国のメニュー

アルムドゥドラー

”「お客さんもだいたい一度では言えないから、メニューにはハーブレモネードって書いてます。」
なるほど、確かに香りはハーブのものだ。甘さはあるが控えめで、少し大人っぽい味がする。”

オーストリアの炭酸飲料。本の中では白ワインをアルムドゥドラーでわるレシピも登場します。

残念ながら、日本で入手することは難しいよう。
是非オーストリアへ旅行へ行った際は手にしてみたい。旅する理由が一つ増えたと思えば、それもとても楽しい。

 

苺のスープ

”「北欧の方で食べるんです。」”
”春の香りと甘酸っぱさがとろみによって凝縮されている。”

”「バニラアイスやマスカルポーネをのせてもおいしいんですよ」”

苺のスープ

個人的においしそうだなと思ったレシピを集めてみました。

温かいいちごのスープ by 福原ゆり | 【Nadia | ナディア】レシピサイト – おいしいあの人のレシピ

イチゴのスープ、リコッタチーズのムース添え/美味しい奈良のレシピ

果物をぐつぐつ煮ているところを想像するだけでも幸せな気持ちに…いい香りがしてきそうです。季節の果物でジャム、だけでなくスープを作るという発想もおもしろいなと思いました。

 

ロシア風ツップフクーヘン

”ベイクドチーズケーキなのはわかる。だが、記事にチョコレートかココアが混じっているようだ。完全にココア色なのではなく、チーズケーキにキツネ色とココアの色がまだらになっていて、まるでぶち猫みたいな模様だ。土台のたるともチョコレートの色をしている。”

”濃厚なチーズケーキにココアの風味がプラスされている。”

チーズケーキを作る

ロシア風という名のドイツ料理。チーズケーキにココア?いしいに決まってるやん!!!
こんなケーキがこの世にあることを全く知らなかったので。新しい出会いでした。これも作ってみたいなと思ったので、レシピを調べてみました。

ロシア風ツップフクーヘン【ドイツ料理】 by Engel 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが324万品

検索にもあまりでてこなかったので、日本ではあまり知られてないのでしょうか…発音も難しいしね。うんうん。

チェー

”円が作るものは、かき氷にココナッツミルクや小豆、フルーツなどが入っている。”
”かき氷だが、グラスに層のように材料を入れて、混ぜて食べるところは、少しパフェのような雰囲気もある。”

こちらはベトナムのスイーツ。甘く似た芋、豆、フルーツなどを入れるそう。本の中では冷たい、氷の入ったものがでてきましたね。温かいものもあるそう。

ココナッツミルクが大好物な私にとっては…最高のスイーツ。好きな具材をいれて、ココナッツミルクを注ぐだけ、のようなのでいろんな季節に楽しんでみたい。

超簡単!「本格ベトナムチェー chè」 by Firstsnows 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが324万品

ドボシュトルタ

”チョコレートクリームとモカクリームのようなものが薄い生地の間に挟まっている。きれいなケーキだった。”
”柔らかそうに見えたが、フォークで押してみると案外固い。やはり上部はキャラメルでサクサクとしている。”

”これは、生クリームではなくバタークリームだ。濃厚だが、よいバターを使っているのかくどくない。上品でクラシックな味わいだ。”

ドボシュトルタの詳細、レシピを検索するとこんなページが出てきました。オリジナルレシピも紹介されています。

ドボシュトルタ、殿堂入り | ハンガリー暮らしの健康手帖

スポンジ6層でキャラメルコーティングされてないといけないそう…なんとも手間のかかる…高貴なお菓子やな…

どっか作ってくれるカフェはないのだろうか?と思って調べてみました。

GERBEAUD | 中欧で160年愛され続けたハンガリーの至宝 カフェ「ジェルボー」東京表参道に海外初出店

日本だと今はここくらいなのでしょうか…instagramも駆使してみましたが出てくるのはここばかり。見れば見るほどおいしそうなので1度味わってみたいと思います。

と書いた数日後出会えました大阪でドボシュトルタ。

ドボシュトルタ

Bahmhof

想像以上に上にのっているキャラメルコーティングが固かったです。笑

けれど苦味とさわやかさを併せ持ったぱりぱりのキャラメルコーティング×甘さ濃厚のカカオ入りバタークリームのバランスは最強。口の中で合わさっていく過程を楽しんでほしいので、一緒に口の中に是非いれていただきたい。

こちら、スペシャリティコーヒーを多数用意されている珈琲店ですので、是非深煎りのコーヒーとともにお楽しみください。

モロッコミントティー

”緑茶にたっぷりと生のミントを浮かべたモロッコティーは、最近の瑛子のお気に入りだ。本場ではたっぷり砂糖を入れて甘くして飲むらしいが、瑛子は甘くない方が好きだ。”

ミントティー

甘くてすっきりモロッコミントティーはパリジェンヌもお好き! | PARIS mag パリマグ

涼やかで、ぜひ夏に自分でいれてみたい一品。見ているだけでさわやかな気持ちになれます。この夏はミント育ててみようかな…とふと。

ミントの育て方・栽培 | LOVEGREEN(ラブグリーン)

4月に種をまくことが多いようなので、まだ間に合いますね。よしよし。ハーブ×緑茶、様々な組み合わせを楽しんでみてもいいな~と思います。

セラドゥーラ

”添えられた小さなスプーンですくって食べてみた。アイスクリームほどではないが、冷たい。少し懐かしい味わいの生クリームと、砕いたビスケット。シンプルだが、その分、大人も子供も好きな味だと思う。”

本の中にもありましたがレシピはとってもシンプル。

簡単!ポルトガルスイーツ『セラドゥーラ』 by フォレストヒル 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが324万品

材料も多くなく、どう考えてもおいしい。層になっているのがとてもかわいく、日本ではあまりなじみもない(よね?)ので、おもてなしにもピッタリなのでは…と思いました。

子供と一緒に作っても楽しいだろうな…と妄想膨らむシンプルスイーツです。なんとなくひと手間加えたい、自分のためのおやつにも。

凍檸茶

”円は冷蔵庫で冷やしてあるアイスティーをグラスに注いで、そこに檸檬スライスを入れた。一枚か二枚かと思っていたが、レモン半分ほどの量が入る。”
”紅茶の琥珀色にレモンイエローが映える。円はミントの葉を一枚添えて、グラスをカウンターに置いた。”

レモンティー

レモンたっぷりの凍檸茶。1枚や2枚じゃレモン余ってしまうし、入れてみるべし。べし。ミント栽培予定なので本のレシピ通り作ってみます。レモン、大好きなので。これも夏に、庭を眺めながらぼんやりして飲みたい…庭ないけど…

鴛鴦茶

”コーヒーと紅茶のブレンドにエヴァミルクを入れたものです。香港でもよく飲むし、他の中華圏でも飲むんですよ”

全然味の想像がつきません。コーヒーと紅茶。その割合はいかに?と思ったんですが結構みんなばらばらですね。自分の好みの味を見つける、という意味で割合を変えてやってみるのはおもしろいかもしれません。

作り方も粉の状態で混ぜるのがいいのか…べつべつでいれて混ぜるのがいいのか…いろいろ試行錯誤できそうですね。作ってみたらまたレビューします。

 

バクラヴァ

”パイのようなお菓子だった。”
”パイはシロップで濡れていた。”

”日本の、甘さが控えめなお菓子に慣れていると、殴られたように感じるほど甘い。だが、クルミがたっぷりと入っているから、甘いだけではなく豊かな味がする。”

バクラヴァ(Baklava)|レシピ|S&B エスビー食品株式会社

一食分あたりのカロリー高すぎてウケてます。は~~~でも自分をたっぷり甘やかしたいときってありますよね。そういう時に、スパイスの効いた、ナッツの豊かさがある、甘いパイ。ありだな。

アロスコンレチェ

”最初は、お米だと思った。だが、食感が普通に食べるお米とは違う。ミルクで芯まで柔らかく煮えている。”

スペイン風スイーツ アロス・コン・レチェ 作り方・レシピ | クラシル

材料はシンプルなのでさらっとできそう。素朴なスイーツ。本によると好みがわかれるそうですが、カップに入れてシナモンかけて、木のスプーンでゆるゆる一人で食べたい、そんな感じがします。

世界の料理を通して感じる常識って何だろうという疑問

本にでてくるメニューをまとめてみましたが、この本で繰り返し問われているような気がするのはこの疑問。

緑茶に砂糖をたっぷり入れる、コーヒーと紅茶を混ぜる、お米を甘く煮る…

”「なんか食べ慣れてるほど、違う食べ方に違和感あるんだよね」”

自分が考えている”常識”は自分の見えている世界だけのもの。いつのまにかその”常識”にしばられて苦しくなってしまうこともある…

そんな時、やさしく寄り添ってくれる、そんな本だと感じました。

ゆったりした、自分だけの読書時間にぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。